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ホテルマンとして働く私たちの頭の中を、ちょっとだけお見せしちゃいます。
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「お電話ありがとうございます。ホテルクリオコート博多でございます」
「○○日に20名で予約してる△△ですけど」
「△△様でございますね、はい、確かにご予約頂いております」
「はい、それで宿泊者の名簿ができましたので、送りますんでクリオコートさんのメールアドレス教えてもらっていいですか?」
「ありがとうございます。ではお伝えしてよろしいですか?」
「ああ、はい、どうぞ」
「では申し上げます。すべて小文字で、しー」「はい」
「える」「はい」
「あい」「はい」
「おー」「はい」
「でー、えー、数字の1」「はい」
「えーと、あっとまーく」「はい」
「しー」「はい」
「える」「はい」
「あい」「はい」
「おー」「はい」
「しー」「はい」
「おー」「はい」
「ゆー」「はい」
「あーる」「はい」
「てぃ」「はい」
「どっと」「はい」
「でー、しーおーどっと」「はい」
「じぇいぴー、です」
「・・・はい、分かりました。じゃあ今から送りますね」
「ありがとうございます。お待ちしております」

「お電話ありがとうございます。ホテルクリオコート博多でございます」
「あのー、先ほどお電話した△△と申しますが」
「あ、はい、宿泊名簿のメールの件ですね」
「はい、それでさっきのアドレスに送ったんですが、届いてますか?」
「えーとですね・・・いえ、まだ届いてないようですが・・・」
「そうですか、さっき送ったんですけどね。確認ですけどアドレス『クリオダ18、アットマーク、クリオコート、ドット、ディシーオー、ドット、ジェイピー』であってますよね?」
「クリオダ18?」
「えっ、clioda18じゃないんですか?」
「いえ、clio1なんですが・・・」
「あれっ、でもさっき、でー、えー、数字の1、えーと、って言ってたじゃないですか」
「えっ」
「えっ」


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クリオコートに入って正面の階段から2階へ上がろうとすると、足元にキラリと光るものを見つけた。
なんだろうと思って拾ってみると、小さなガラス玉で表面に「く」と書かれていた。
しばらく見つめ、なんとなくそのままポケットにしまった。
2階の円坐に入り、カウンターで晩酌をした。
週末ということもあって、店内は客も多くにぎわっている。
周りをぼんやりと眺めながらビールを飲んで枝豆を食べていると、その皿の中からまたしてもキラリと光るものが。
拾い上げて見ると、同じようなガラス玉で表面に「り」と書かれている。
ポケットから先ほどのガラス玉を出して並べてみた。
「く」「り」これはまだ他に4つあって、全て集めると「くりおこーと」となるのではないだろうか。
そう考えると、なんだかその玉が急に輝きを増したような気がした。
まさか、これを揃えるとドラゴンが現れて願いを叶えてくれたりするんじゃないだろな。
居ても立ってもいられず、立ち上がって席の周辺をくまなく見回した。
周囲の客が自分の足元などをのぞきこむ私を見て怪訝そうな顔をしていた。
その辺りにないと分かると、店内のあらゆるところを探し回った。座敷、掘りごたつの中、個室の中、靴箱の中、寿司カウンターのディスプレイの中などなど・・・。
しかし、どこにも見当たらない。
この階にはもうないのかもと見切りをつけ、お会計を済ませると、そのまま3階へと階段をのぼった。もちろん階段もくまなく見回した。
3つ目のガラス玉「ー」は3階エルテのテーブルの足のところに落ちていた。4つ目「と」は赤らくの格子戸の桟のところに置かれてあった。5つ目「こ」はフロントからトイレへ向かう通路の途中、4階へ向かう階段の手前に落ちていた。
残すはあとひとつ、「お」だけとなった。4階の宴会場、5階から12階までの客室階を目を凝らして探し回った。時には廊下に這いつくばり、時には飛び上がって天井の照明を見て、全室ドアをノックして入り部屋の中も探した。
そうして丸2日が経った。
最後のガラス玉は一向に見つからなかった。
私は力尽きて廊下に座り込んでいた。
するとフロントマンが寄ってきて声をかけた。
「お客様、どうされたんですか」
私は力なく応えた。
「「お」が、「お」が・・・・見当たらないんだ」
そして握り締めていた拳を開いた。5つのガラス玉がころころと床に転がった。
フロントマンは私の肩に手を当てた。
「なにを言っているんです。「お」は、あなたの胸にあるじゃないですか」
そう言って彼は私の上着のジッパーを外した。そうすると、下に着ていた白いポロシャツがあらわになった。
シャツの真ん中に「○○お○○○」と書かれてあった。その「○」はちょうどガラス玉ぐらいの大きさだった。
「クリオコートはあなたと共にいるんです、いつだって。さあ、そこに5つのガラス玉を当てはめてみてください」
私はこみ上げてくる涙をこらえながらガラス玉を拾い、ひとつひとつ「○」の部分に押し当てた。まるで接着剤でくっつけたかのように、それぞれ落ちることもなくシャツの上で光っていた。「くりおこーと」が完成した。
フロントマンは優しい笑顔で私を見つめながら言った。
「おめでとうございます。6つのガラス玉を全て揃えることができました。さあ、ひとつだけあなたの望みを叶えることができます。何でもいいですよ、おっしゃって下さい」
こらえきれずに流れ出る涙を拭きながら、私は声を大にして叫んだ。
「この2日間を返してくれーっ!!」


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こんにちわっくしょん!
・・・・・失礼しました、いきなりくしゃみが・・・・
復旧までしばしお待ちを・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・ぁぁぁぁぁっっっっくしょん!
あー、お待たせしました。
誰か私のことを噂してるんでしょうか。
「坂元さんって素敵ですッ」いやいや、そんなぁ。
「カッコイイ!!」それほどでも、ありますが。
「いよっ、日本一!!!」言い過ぎですよ~。
「世界一ッ!!!」やめてくださいよ~。
「宇宙一ッ!!!」・・・・・なんか、逆に馬鹿にしてません?
「星新一ッ!!!」ええっ?!なぜいきなりショートショート界の大御所が??いや、好きですよ、「ボッコちゃん」とか「未来いそっぷ」とか好きですけどね、いやしかし、いくら最後に一がつくからって、あまりにも安易な・・・
・・・・・・・・・・・・・・・っくしょん!
あー、ちょっとぶり返してきましたね。
ちょっと再起動かけますんで、しばしお待ちを・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・フハッ、フハッ、フハッ、・・・・・・・・
フハッ、・・・・・・・・・・ハッ、ハァ・・・・
あー、出そうだったのにぃ。
花粉のせいかもしれませんね。
鼻はよくつまるんですよね、話は全然つまらないんですけど。
おあとがよろしいようで。


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13日の金曜日、ジェイソンがチェインソーを振りかぶってきたのですが、

真剣白羽止めでパシッと受け止めました。

するとジェイソンが

「わしの血鋭葬(ちえいそう)を素手で受け止めた奴は初めてじゃ。貴様、名はなんと申す」

と言ってきたので私はすかさず名刺を差し出しました。

ジェイソンは名刺を受け取り、しばらく見つめた後、にやりと笑いました。

「ふむ、何者も恐れぬおぬしのその気概、気に入った!どうじゃ、おぬし、わしについては来ぬか?」

そう言ってジェイソンは手を差し出して来ました。

私はすかさずその手を握り返しました。

ジェイソンの手のひらは分厚く、わずかに汗で湿っていました。

こうして私は伐採のプロとしての道を歩み始めたのです。

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外出から戻ってきてフロントに鍵を取りに行った。
スタッフが礼をして出迎える。
「お帰りなさいませ」
部屋番号を告げようと口を開けたが、

はて、何号室だったか?

不意に心臓の鼓動が早くなる。

あれあれ、部屋番号を忘れてしまった、ついさっきまで覚えていたのに、なんてこった、記憶力に関しては人一倍自信があるのに、いや記憶に関してはホント負けませんよ、徳川家だって15代まで全員言えるし、うん、まず家康だろ、秀忠、家光、いや、待てよ、家綱が先だったか、家光、家綱、家綱、家光、そうだ、家光で合ってる、徳川の家の三つ目と覚えてたからな、家光だ、で家綱、家綱、綱、ツナ、あっ、そう言えばツナサンド買ってこようと思って忘れてた、コンビニに寄ったのにな、明日の朝飯にしようと思ってたのにな、あーなんてこった、俺ツナサンド大好きなのに、本当にツナサンドを三度の飯にしてもいいくらい好きなのに、それを買い忘れるなんて、小学校の頃運動会でお母さんがランチボックスにたくさんサンドイッチを作って持って来てくれたっけ、ハムとか卵とかキュウリとか種類いろいろあったけど、俺いっつもツナサンドばっかり食べてたから、いつからかサンドイッチはツナしか作らなくなって、ああ、お母さん、母ちゃんか、最近連絡取ってないな、この前帰ったのは正月か、そうだ、結局仕事ですぐこっち戻ってきたから2、3日しかいなかったな、久しぶりに帰りたいな~、田舎か、ああ、どこまでも続く畑、聞こえる牛の声、のどかな風景が広がってる、あれぇっ、なんか田舎のこと思い出したら、急に涙が出てきたよ、うわあ、どうしてだろ、ああ、これが郷愁ってやつか、英語でいうとノスタルジアってやつだな、ああ~、ノスタルジア~。

フロントマンが動揺した声で言った。
「お、お客様、どっ、どうされましたっ?!」


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