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ホテルマンとして働く私たちの頭の中を、ちょっとだけお見せしちゃいます。
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おはようございます、フロントスタッフの坂元です。
明日からゴールデンウィークに突入致しますが、つい先ほどGW期間中のクリオコート空室状況が発表されました。
空室状況は次の通りです。

4/28() ツイン・ダブル 2名様 ¥18,000~
4/29() MAN-SHITSU A MISSION
4/30() シングル    1名様 ¥7,500~
5/01(火) ツイン・ダブル 2名様 ¥18,000~
5/02(水) ツイン・ダブル 2名様 ¥18,000~
5/03() ツイン      2名様 ¥18,000~
5/04() ツイン      2名様 ¥18,000~
5/05() ツイン・ダブル 2名様 ¥18,000~
5/06() シングル    1名様 ¥6,500~

4/29のところがどういうわけかガウガウしておりますが、どうやら満室という意味のようでゴザイマース。
特に博多どんたくも開催される5/3・4は残室も少なくなっている模様です。
まだ宿をお探しの方は、お早めの御予約をおすすめします。

お問い合わせはこちらまで⇒092-472-1111
「ブログを見て」とおっしゃって頂ければ、坂元が少しだけ浮足立つようになっております。


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休憩室。机が4卓×2列に並んでいる。厨房洗い場のパートのおばちゃんたちが入り口近くの机2つを独占している。そこから1つあけた一番の奥の机で経理課の女性社員がぼんやりとテレビを見ている。もう1列の前3つの机には誰も座っていない。いちばん角になる4つ目の机にエルテスタッフが向かい合って座っている。

入口を開けて男性社員が入ってくる。ざわめいていたおばちゃんたちも、テレビを見ていた経理のお姉さんも、ふたり話し込んでいた女の子たちも自分達の動きを止めてドアの方を振り返る。男の目2つに対し、22の女の目が一瞬合わさる。その間、約1.2秒。

男の口は自然と「お疲れ様です」の形に動き、実際「お疲れ様です」と声を発する。それに対し女たちの口はそれぞれのスピードで「お疲れ様です」を返す。まるで蛙の学校の輪唱のように、「お疲れ様です」の波が微妙に重なりながら3回来る。

男の足はそのまま一角の自動販売機に向かう。右手で後ろポケットの小銭入れを取り、硬貨を探るしぐさをする。おばちゃんたちはまた会話に戻り、ある人は笑い、ある人は「もうやだぁ」と言うように手招きするように手を動かし、ある人は黙々と目の前の弁当を食べ始める。経理課のお姉さんは、事件の鍵は京都にあると気付いた雑誌のカメラマンが刑事でもないのに女性記者と一路京都に向かうシーンに視線を戻す。その後ろの女の子はひとりは片肘をついて頬に手をあて、もう一方の手でつかんでいるフォークで弁当箱のナポリタンをくるくると巻いている。向かいの女の子はラップに包んだ手作りのわかめおにぎりを今にも口に運ぶところだった。

どがすこん、と音がして、自動販売機の受け口に缶コーヒーが落ちてくる。おにぎりを口の中に2.1㎝入れていた女の子は、音に反応して自販機と男の方へ眼だけ向ける。男の手が缶コーヒーを握り、やがて両手で包み、人差し指がプルトップを開ける。かぷしゅっ、という乾いた音。新幹線の車内で自分なりの推理をとうとうと語る男性カメラマンが大写しになる。

経理課のおねえさんが不意に立ち上がった。椅子の音が鳴って後ろに下がり、フォークでナポリタンのトリプルアクセルを決めていた女の子の椅子の背にわずかにぶつかる。おねえさんと女の子が互いに振り返って目を合わせ、おねえさんは「すいません」と言い、女の子は自分の椅子をずらして間隔をあけた。おねえさんはそのままドアの方へ歩いた。おばちゃんたちの中の2人がちらりとその横顔に目をやるが、また自分達の会話へ戻っていく。おねえさんはドアにたどりつくころ、缶コーヒーをぐび飲みした男がひょいと手を上げて話しかける。

「この前のあの見積、もうできた?」
「ああ、あの40名のですか?ちょっとまだなんですよ~」
「ああ、大丈夫、そんな急いでないから。できたら連絡ちょうだい」
「分かりました・・・・また飲んでますね、ブラック」
ナポリタンとおにぎりが口の中へ入っていく。弁当の空箱がビニール袋に入れられる。眉間にしわを寄せた男性カメラマンが顔の前に指を差し言う。
「俺は最初から武藤が怪しいと思ってたんだ。だっておかしいじゃないか。佐和子さんが発見された時間、やつは美樹さんのバーで飲んでたって言ってるが、あのふたりはただのバーのママと客って立場を越えた関係だ。美樹さんが武藤のアリバイを作ってる可能性がある」
おねえさんが指差した手元の缶コーヒーを見て、男は笑う。
「ああ、そうかね?」
「いつもですよ、その黒のやつ飲んでるイメージしかないですもん」
男性カメラマンは、自信満々の顔で言う。
「完全にあれだ」
男は缶コーヒーのラベルを見ながら言う。
「やっぱコーヒーは」
カメラマンと男の声が合わさる。

「ムトウ、クロだね」


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「頼もう!」
「貴様、何奴?!」
「むむ、貴様、わしのことを知らぬとな?この顔見れば世の猛者どもも尻尾を巻いて逃げ出すというものを」
「それほどの者であれば拙者の耳にも入っているはず。名はなんと申す」
「さすらいの松、といえば、おぬしにも分かりおろう」
「さすらいの松・・・・・いや、聞き存じぬが」
「何だと?!まさか、さすらいの松で通じぬものがおろうとは、貴様よほどのうつけ者と見た。これを気に覚えておくがよい」
「覚える覚えぬはわしの勝手じゃ」
「ぬぬぬ、でかい口を叩くと貴様、のちのち後悔することになるぞ」
「もうよい、貴様の話は飽きた。さっさと用件を申せ」
「チェックインじゃ!さすらいの松で宿を取っておる!帳簿を確かめてみよ!」
「うむむむ、そのような名は見当たらぬが」
「しかようなことがあるはずはござらん!ちゃんとインターネットで1週間ほど前に取っておる!よく確かめてみらぬか!」
「なきものはない!おぬし、何か勘違いをしておるのではないか?」
「何、わしが勘違いしておるとぬかすのか?貴様、それでも宿番か?!自らの立場を分かっておるのか!」
「何度見直してもそなたの名はござらん!」
「貴様、いい加減にせぬとたたっ切るぞ!」
「こんなところで刀を振り回すとは、どこぞの無頼と同じだな」
「貴様、それはどういう意味で申しておる!口を慎め!」
「・・・・・・・・・とまあ、こんなところでよろしいでしょうか?」
「ええ、どうもありがとうございました、付き合っていただいて」
「いえいえ、とんでもありません。それでは、改めまして、さすらいの松様でお間違いないでしょうか?」
「はい、1週間ぐらい前にネットで予約しました」
「やはり、そのお名前では見当たらないのですが・・・・・」


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ぼんやりと、窓の外を見ていた。

私の部屋は高層階で眺めもよく、駅のロータリーがよく見渡せた。ひっきりなしに入っては出て行くタクシーの群れ、バスの軍団、車の行進、入れ代わり立ち代わり動き回る人人人。みな「止まる」という行為を忘れたかのように、常に何かしら動いていた。

そんな流れを、私はホテルの客室からぼんやり眺めているということが、一種の優越感のようなものを生み出していた。まるで全てを自分が動かしているような気分を味わったのだ。

ちょうどロータリーに一台のタクシーが入ってこようとしていた。私は目を細めて手を前に出し、タクシーを指でつまむような格好にした。そのまま車の動きに合わせて指も動かしていく。まるでタクシーを私の指が運んでいるかのように。

そしてタクシーが4列ずつ並んでいる広場まで動かした。そのタクシーは前から3番目の2列目に置いた。私が指を離すとタクシーもエンジンを止め、運転手が背伸びをしながら降りてきた。

その後、また1台タクシーが入ってきた。同じように指でつまんで運んだ。先ほどのタクシーの隣に止まらせた。その時ふと気づいたのだが、その横並びのタクシーは全て車体の色がオレンジだった。これはあと1台で1列同じ色で揃うな、と私は思った。

それからほどなくしてタクシーが入ってきたが、今度は緑の車体だった。こいつはオレンジの並びに入れたくないな、と思いながら同じように指でつまみ、ひとつ後ろの並びに止めさせるように動かした。すると、なんと私の指通りに動いたではないか!私はちょっと驚いて自分の指先をみつめた。特に何の変哲もないいつもの指だ。

ただの偶然だよな、と思っているとまた1台入ってきた。今度は青だ。緑の隣に行くよう動かしてみると、またしても思い通り動いたではないか!まさか、本当に私の指が動かしているのではないかと思えてきた。

それから2台タクシーがやってきた。いずれもオレンジではなかったので後ろの並びへと追いやった。その通りになった。その頃にはもう信じて疑わなかった。確実に私の指が動かしていると。

そうしてようやくオレンジのタクシーがやってきた。待ってましたよオレンジタクシー!と心の中で快哉を叫びながら、オレンジの並びにくるよう動かしていった。すんなりとタクシーはそちらに向かっていった。いよいよ、これでオレンジで横が揃うぞ、と私の胸は躍った。そして、そのタクシーがかちりとオレンジのラインを作り上げた。

その途端、4台のタクシーがピカッと光ったかと思うと、ルーフの部分にそれぞれ「ビ」「ン」「ゴ」「!」と赤い文字で浮かび上がった。驚いて目を見開くと、一瞬にしてその4台が消えた。

あまりの出来事に理解が出来ず、私が呆然としていると、なくなった並びを埋めるように、後ろの並びのタクシーたちが前に詰めてきた。それもタイヤを転がして前に走ってきたのではなく、いったん浮いて前の並びに飛んで着地した、という感じの動きであった。

なんだ、これはテトリスか?!と私が混乱していると、上から小さくヒューッと音がした。眉間にしわを寄せ、音の正体を確かめるべく見上げると、天井がまばゆい光で埋め尽くされ、ギャッと声を上げて目をふさいだ。次の瞬間、ものすごい轟音とともに私の後ろに何かが落下してきた。

しばらく轟音が鳴り続けた。硬い金属がひしゃげるようなすごい音だ。私は目を開けることが出来ずに体を丸めてじっとしていた。音に混じって破片のようなものが私の体に降りかかってきた。永遠に続くかと思われた音が収まってもしばらく体を動かすことができなかった。心臓がこれまでにないほど早鐘を打っていた。

ようやく緊張も解け、ゆっくりと体を動かすとパラパラと破片が床にこぼれ落ちた。恐る恐る後ろを振り返って見ると、先ほど消えた4台のオレンジタクシーが積み重なっていた。落ちた衝撃でドアはひしゃげ、ボンネットはぱっくりと口を開け、窓ガラスは割れて飛び散っていた。

その様子を見つめたまま、硬直したように体がフリーズしてしまった。しかし、ふと悪い予感を覚え、私は窓の外を見下ろした。

いつの間にか緑のタクシーが横に3台揃い、リーチの状態だった。そして次にロータリーに入ってきたタクシーは、緑。

私は慌ててタクシーを指でつまんだ。


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おはようございます。4/17の朝でございます。
最近はすっかりあたたかくなってきて、春の陽気を感じられるようになってきました。
昨日なんかはむしろ暑いくらいでしたね( ̄Д ̄;;
日差しも結構強く、汗の粒とまではいかないですが、じわ~っとミスト状の汗と言いましょうか、首筋が生温かくなっていました。
今頃からこんなに暑くなっていたのでは、夏なんかどうなるのでしょうと心配されます( ̄□ ̄;)

しかし!!夏が来る前に、忘れちゃいけないものがありますよね!?

「ゴミ出し」
うん、いつも外出する時とかに出して行こうと思うんですけどすぐ忘れちゃうんですよね。忘れないようにと思って玄関のところに置いていてもスルーして出かけちゃったりしてるんですよ。ほんと意味ないですよねえぇぇって、違ーう(`ε´)

「トイレットペーパー」
うん、そういえば切れてたから帰りに買って帰ろうと思いながらもそのまま家にたどり着いて、いざトイレに行った時に、ああっしまったってなるんですよね。だからトイレ我慢して買いに出たりしますよねえぇぇって、そういうことじゃなーい(=`(∞)´=)

「あの夏に見た、あの青い空」
そうだ、あの青く澄んだ、まるでどこまでも続いているような大空を、私は忘れる事ができない。今でも目を閉じれば、まぶたの裏に思い出すことができる。私は思う、人は誰しも心の中に自分だけの青空を焼きつけているものだと。もしあなたがつらいことや苦しいことに直面した時は、心の中の“青空”を思い出してほしい。その“青空”はあなたにそっと、こう語りかけてくるだろう。―――――そういうことを、言ってるんじゃないんだよ。

そういうことを言ってるんじゃないんですよ、ほんとに。

夏が来る前に忘れちゃいけないこと、そう、ゴールデンウィークですよ!!
今年は4/28から5/6まで最大9連休がとれますねO(≧▽≦)O ワーイ♪
また5/3・4は福岡市民の祭り「博多どんたく」も開催されます♪ヽ('∀')メ('∀')メ('∀')ノワッショイ♪
ゴールデンウィーク期間中、一部満室日もございますが、まだまだご案内出来るお日にちもございます。
宿泊先が決まっていない方はお早めにご予約ください!
G業界をW沸かすぐらいG豪快にW笑えるGWにしましょう(*^▽^*)ノ


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