ホテルマンとして働く私たちの頭の中を、ちょっとだけお見せしちゃいます。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
目が覚めた。
いつもの部屋、見えるのはくすんだ天井。
体が痛い。昨日は飲み過ぎて、ふらつきながら帰って来たので、いろいろなところに体をぶつけたのを覚えている。
「うーん・・・・・・ん?」
体を起こそうと手を伸ばした先に何かが当たる。
手元に目をやり、私は目を見開いた。
テレビのリモコンがあった。しかし、ひとつふたつなどという数ではない。部屋中を覆いつくすように無数のリモコンが転がっていたのだ。
「な、なんだこれ・・・・」
立ち上がって部屋を見渡してみると、自分が寝ていたスペースだけぽっかりと穴があいて、後は白や黒や灰色のリモコンがこれでもかと散らばっている。
どうしたものか分からず、頭をぼりぼりと掻く。ただただ呆然と立ち尽くす。
と、突然床が音を出して震えだした。
「うわっ」驚いて前に踏み出し、リモコンで滑った。そのままリモコンの海の中へと倒れこんでゆく。
(つづく)
いつもの部屋、見えるのはくすんだ天井。
体が痛い。昨日は飲み過ぎて、ふらつきながら帰って来たので、いろいろなところに体をぶつけたのを覚えている。
「うーん・・・・・・ん?」
体を起こそうと手を伸ばした先に何かが当たる。
手元に目をやり、私は目を見開いた。
テレビのリモコンがあった。しかし、ひとつふたつなどという数ではない。部屋中を覆いつくすように無数のリモコンが転がっていたのだ。
「な、なんだこれ・・・・」
立ち上がって部屋を見渡してみると、自分が寝ていたスペースだけぽっかりと穴があいて、後は白や黒や灰色のリモコンがこれでもかと散らばっている。
どうしたものか分からず、頭をぼりぼりと掻く。ただただ呆然と立ち尽くす。
と、突然床が音を出して震えだした。
「うわっ」驚いて前に踏み出し、リモコンで滑った。そのままリモコンの海の中へと倒れこんでゆく。
(つづく)
PR
この記事にコメントする