茶の湯をとおして 2007/11/17 (Sat)

　私は、茶の湯の精神に基づき、一期一会の思いで立礼席でお点前を心がけております。
　三年ぐらい前になりますが、外国から初めて日本に来て茶の湯を味わうというお客様がいらっしゃいました。そうであれば、間違った事は教えられない。そして、いつまた日本にいらっしゃるのかわからない。今日という日は二度と来ない。その時に、これこそ茶の湯を通し、一期一会を感じました。
　茶の湯とは、人と人との出会いで、ごく一般では茶を堅苦しいと感じているのではないでしょうか？
　しかし、その外国の方は、日本に来て素晴らしい経験ができた、茶とは美しいですねと言われてとれも喜ばれました。
　茶の湯に接する事それは、日常的な生活の中にも常にある相手に対する思いやり、美の追求、感謝の気持ちを学ぶ心を豊にすることではないでしょうか？
　あわただしい現代社会の中で茶の湯をとおし、現代の人々が忘れかけている大切な事がたくさんあるのではないでしょうか。
　一度、聚美苑(しゅうびえん)でお抹茶を一服いかがでしょうか…