ホテルマンとして働く私たちの頭の中を、ちょっとだけお見せしちゃいます。
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>>>>第1部のつづき
さくら
一回くらい小綺麗なものをと思って書いた作品。
もう季節も卒業シーズンですもんね。
舞い散る桜をバックに見つめあう男女の学生ふたり。
イイジャナイデスカコンナしちゅえーしょん。
まあ僕にこんなシチュエーションはなかったですけど(泣)
解決
舞台は山奥にたたずむ資産家の別荘、といったところですかな。
一見完全殺人に見える状況だが、たまたま居合わせた名探偵が謎を解く。
しかし登場人物の名前はただのダジャレなんですが(笑)
一家
こんな話書いたっけ?
任務
とある任務を遂行するためクリオコートに忍び込む計画を立てるふたり。
それしにてもひとりはなぜかオネエキャラ?
自分でも全く理由が分からない。
激務
神様だってオフの時間ほしいんですよ。
まあ、僕も神様みたいなものなのでよく分かるんだけど。
走行
これはなんだかよく分からないなあ。
何を書きたかったんだろうか?
>>>>第3部へつづく
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さくら
一回くらい小綺麗なものをと思って書いた作品。
もう季節も卒業シーズンですもんね。
舞い散る桜をバックに見つめあう男女の学生ふたり。
イイジャナイデスカコンナしちゅえーしょん。
まあ僕にこんなシチュエーションはなかったですけど(泣)
解決
舞台は山奥にたたずむ資産家の別荘、といったところですかな。
一見完全殺人に見える状況だが、たまたま居合わせた名探偵が謎を解く。
しかし登場人物の名前はただのダジャレなんですが(笑)
一家
こんな話書いたっけ?
任務
とある任務を遂行するためクリオコートに忍び込む計画を立てるふたり。
それしにてもひとりはなぜかオネエキャラ?
自分でも全く理由が分からない。
激務
神様だってオフの時間ほしいんですよ。
まあ、僕も神様みたいなものなのでよく分かるんだけど。
走行
これはなんだかよく分からないなあ。
何を書きたかったんだろうか?
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こんにちは。必殺執筆人の坂元です。
これまで24編のショートショート的な作品を書いてきました。
ここらで筆休め・箸休めという意味を込めまして、
この作品こうやって書いてたのよ~、というのを書こうと思います。
サスペンス劇場
自分自身もサスペンスドラマは好きなんですが、
うちのスタッフに無類のサスペンス好きな女の子がおりまして、
その子に影響されて書いた作品です。
『断崖絶壁+女+刑事=サスペンス』という公式に基づいて書きました。
しかし大したオチも思いつかず、なんだか中途半端な仕上がりに。
こうして、悲劇は始まったのです.....
大統領
来日したムナンバク共和国の大統領のお話。
もちろんムナンバクなんて国もありませんしセラミドール大統領も実在しません。
この辺のネーミングの適当さは椎名誠さんの影響があるかも。
大統領が話す意味不明な言語がありますが、
これを僕は勝手に「けなちょんぱ語」と名づけています。
タモリさんがよく使う「ハナモゲラ語」に通ずるところはあるかもしれません。
ちなみにニュースを読んでいるのは女子アナで滝唐(たきから)クリステルといいます。
荷物
この話は特に記憶がないなあ。
朝食
この話も特に記憶がないなあ。
書いたの別の人なんじゃないですか?
華麗
腹賀減太を見かけてもエサを与えないでください。
英雄
ヒーローだってコスチューム脱げばひとりの人間。
ホテルにだって泊まるし、うっかりチェックアウトし忘れることだってあるさ。
だって人間なんだもの。
ちなみにタイトルは「ひでお」じゃないですよ。
>>>>第2部につづく
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これまで24編のショートショート的な作品を書いてきました。
ここらで筆休め・箸休めという意味を込めまして、
この作品こうやって書いてたのよ~、というのを書こうと思います。
サスペンス劇場
自分自身もサスペンスドラマは好きなんですが、
うちのスタッフに無類のサスペンス好きな女の子がおりまして、
その子に影響されて書いた作品です。
『断崖絶壁+女+刑事=サスペンス』という公式に基づいて書きました。
しかし大したオチも思いつかず、なんだか中途半端な仕上がりに。
こうして、悲劇は始まったのです.....
大統領
来日したムナンバク共和国の大統領のお話。
もちろんムナンバクなんて国もありませんしセラミドール大統領も実在しません。
この辺のネーミングの適当さは椎名誠さんの影響があるかも。
大統領が話す意味不明な言語がありますが、
これを僕は勝手に「けなちょんぱ語」と名づけています。
タモリさんがよく使う「ハナモゲラ語」に通ずるところはあるかもしれません。
ちなみにニュースを読んでいるのは女子アナで滝唐(たきから)クリステルといいます。
荷物
この話は特に記憶がないなあ。
朝食
この話も特に記憶がないなあ。
書いたの別の人なんじゃないですか?
華麗
腹賀減太を見かけてもエサを与えないでください。
英雄
ヒーローだってコスチューム脱げばひとりの人間。
ホテルにだって泊まるし、うっかりチェックアウトし忘れることだってあるさ。
だって人間なんだもの。
ちなみにタイトルは「ひでお」じゃないですよ。
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え~、一宿一飯なんて言葉がありますわな。旅先で人ん家に泊めてもらい、そこで飯も食わせてもらったら、その恩義は一生もんやっちゅう話ですな。
わしも仕事柄いろんなとこ営業行きますさかい、人ん家はそう泊まりませんけど、まあよくホテルに泊まります。ええっ?そんな豪勢なところ泊まりますかいな。わしみたいな貧乏人があんなとこ行ったら叩き出されますわ。
この前も駅前にごっつでかい建物できたでしょ、ショッピングモール言うんですか。あれ行こう思いまして駅から普通に歩きよったんです。そしたら前から2人警察の人が来よりましてな、「何してはるの~?」言うて近づいてきよったんです。職質ですよ職質。よくあうんですよ、職質。ええ?誰がうさんくさい顔してますもんねって?うるさいわどあほっ!あんたも人のこと言えるような顔してませんで!!ほんまにもう、穴から出てきたばかりのモグラみたいな顔して。えっ、あんたこそイタチ顔やて?やかましいわっ!
まあ、こないな顔やからどこ行っても怪しまれまんねん。ほんま神様っちゅうんは不平等につくらはるな~ってつくづく思いますわ。まあ、モグラのあんたに比べればマシですけどな。いや、あんさん、ここ笑うとこでっせ。
え~、で、何の話でしたかいな?えっ?ああ、そうそう、一宿一飯の恩義の話でしたな。でまあ、いろんなとこ泊まりますねん。
ほいでこの前博多に営業に行ったときですわ、駅前のクリオコートいうところに泊まったんです。結構部屋が広いんですな。浴槽も足が伸ばせるくらい広くてですな。いやいつもはわしビジネスホテルばっか泊まってますやんか。いやほんまでんがな。いや、だからそないな豪勢なとこ行ったら叩き出されますねん。なにがほんまのモグラ叩きや!モグラはわしやのうてあんたや!わしはイタチや!誰がイタチやっちゅうねん!やかましいわあほっ!
あー、で、何の話やったっけ?ああそやそや、風呂場の話ですわ。ほんまあんた相手にすると話が進みませんな。ほんまイタチごっこやで。いや、ここそんなに笑うとこちゃいまっせ。
いやそれで、いつも狭い風呂ばっかり入ってますからな、足が伸ばせるいうだけでもかなり嬉しいんですよ。
そして次の朝も早いもんで10時ぐらいにはベッドに入ったんですが、結構疲れてましたからすぐ寝たんです。ほんまベッド入って1分とか2分とかそんなもんやったと思います。
そしたら夢を見ましてな。わしに翼が生えて飛んでるんですわ。ふわふわふわふわ、なんか飛ぶ、っちゅうより泳ぐ、って感じやったね。なんかただただ上に上がっていくだけの夢やったんですけどね。
んで、朝起きて、歯磨いて、朝飯食うて、マネージャーもおったさかい、いや実は昨日こんな夢見たんやいう話をしたんです。ああ、それやったら俺も見たって、そのマネージャーが。ほんまかぁ?!言うて。なんやマネージャーも同じように翼で飛ぶ夢を見よったらしいんです。不思議なこともあるもあるもんやなあ言うて、朝飯も食い終わったから部屋戻ったんです。
で、部屋で準備しながら考えよったんです。なんか知らんけど気にかかってまして。同じ夢見るていう不思議もあったんですけど、それ以上になんか引っかかることがあって、なんやろな~思いよったんです。
そしたらふと気がつきましてな。ホテルの名前がクリオコート、そこで寝たら翼で飛ぶ夢を見た。クリオで寝たら、いうところでピーンと来ましてん。クリオネやと。
クリオで寝たからクリオネの夢見たんですわ。いやこれは間違いありまへん。
えっ?ええ、これがオチですがな。いや、あんさんここで笑わへんかったらもう笑うとこありませんで。
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この前も駅前にごっつでかい建物できたでしょ、ショッピングモール言うんですか。あれ行こう思いまして駅から普通に歩きよったんです。そしたら前から2人警察の人が来よりましてな、「何してはるの~?」言うて近づいてきよったんです。職質ですよ職質。よくあうんですよ、職質。ええ?誰がうさんくさい顔してますもんねって?うるさいわどあほっ!あんたも人のこと言えるような顔してませんで!!ほんまにもう、穴から出てきたばかりのモグラみたいな顔して。えっ、あんたこそイタチ顔やて?やかましいわっ!
まあ、こないな顔やからどこ行っても怪しまれまんねん。ほんま神様っちゅうんは不平等につくらはるな~ってつくづく思いますわ。まあ、モグラのあんたに比べればマシですけどな。いや、あんさん、ここ笑うとこでっせ。
え~、で、何の話でしたかいな?えっ?ああ、そうそう、一宿一飯の恩義の話でしたな。でまあ、いろんなとこ泊まりますねん。
ほいでこの前博多に営業に行ったときですわ、駅前のクリオコートいうところに泊まったんです。結構部屋が広いんですな。浴槽も足が伸ばせるくらい広くてですな。いやいつもはわしビジネスホテルばっか泊まってますやんか。いやほんまでんがな。いや、だからそないな豪勢なとこ行ったら叩き出されますねん。なにがほんまのモグラ叩きや!モグラはわしやのうてあんたや!わしはイタチや!誰がイタチやっちゅうねん!やかましいわあほっ!
あー、で、何の話やったっけ?ああそやそや、風呂場の話ですわ。ほんまあんた相手にすると話が進みませんな。ほんまイタチごっこやで。いや、ここそんなに笑うとこちゃいまっせ。
いやそれで、いつも狭い風呂ばっかり入ってますからな、足が伸ばせるいうだけでもかなり嬉しいんですよ。
そして次の朝も早いもんで10時ぐらいにはベッドに入ったんですが、結構疲れてましたからすぐ寝たんです。ほんまベッド入って1分とか2分とかそんなもんやったと思います。
そしたら夢を見ましてな。わしに翼が生えて飛んでるんですわ。ふわふわふわふわ、なんか飛ぶ、っちゅうより泳ぐ、って感じやったね。なんかただただ上に上がっていくだけの夢やったんですけどね。
んで、朝起きて、歯磨いて、朝飯食うて、マネージャーもおったさかい、いや実は昨日こんな夢見たんやいう話をしたんです。ああ、それやったら俺も見たって、そのマネージャーが。ほんまかぁ?!言うて。なんやマネージャーも同じように翼で飛ぶ夢を見よったらしいんです。不思議なこともあるもあるもんやなあ言うて、朝飯も食い終わったから部屋戻ったんです。
で、部屋で準備しながら考えよったんです。なんか知らんけど気にかかってまして。同じ夢見るていう不思議もあったんですけど、それ以上になんか引っかかることがあって、なんやろな~思いよったんです。
そしたらふと気がつきましてな。ホテルの名前がクリオコート、そこで寝たら翼で飛ぶ夢を見た。クリオで寝たら、いうところでピーンと来ましてん。クリオネやと。
クリオで寝たからクリオネの夢見たんですわ。いやこれは間違いありまへん。
えっ?ええ、これがオチですがな。いや、あんさんここで笑わへんかったらもう笑うとこありませんで。
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私は納豆巻きである。
コンビニの棚の片隅に寝転んでいた。
おにぎり達はほとんど売り切れていて、一番近くのシーチキンマヨネーズおにぎりとも20cmほど離れた距離にいた。
夜中ということもあり、商品が補充されることもなく、私をライトアップする光の中でぼんやりしていた。
コンビニの入り口が開いてチャイムが鳴った。店員がいらっしゃいませとあいさつをする。
ふらりと入ってきたスーツ姿の男は、レジの前を通りまっすぐ歩いて近づいてきた。
そして、おにぎりコーナーにさしかかり、私の目の前で立ち止まった。
私はにわかに緊張する。今日はもう売れ残りで処分されるものだとあきらめていた。賞味期限も迫っているこの時間帯、まさかこの人は私のことを買ってくれるのであろうか・・・・・
しばらく眺めた後、男の人は手を動かした。私の胸に不安と期待がよぎる。私だろうか、いや、この手の角度からしてシーチキンマヨネーズかもしれないし焼き鮭おにぎりかもしれない。もしくは上の段のおかかまで手を伸ばすかもしれないぞ。
そして男の人の手はまっすぐに私をつかんだ。
私はその瞬間に歓喜の雄叫びをあげた。読者諸君は発声器官もない納豆巻きがどうやって声を出すかと問うかもしれない。その問いには「そんな細かいことを気にしてはいけない」という言葉を返してあげよう。
その後、私は無事レジに通され、レジ袋の中に入れられた。カップラーメンとお茶のペットボトルと一緒だ。男の人が袋を軽く揺らしながら歩くため、私は何度もペットボトルとぶつかって少し納豆がこぼれた。
こうして私はいま、男の人が泊まるクリオコートの客室にいる。机の上ではポットが湯を沸かし蒸気を噴き出している。それを下から見上げるような角度で私はテーブルの上に寝転がっている。
男の人はお茶をひとくち飲み、私に手を伸ばした。フィルムがはがされる。棒状のご飯をうまく転がしながら外側ののりを巻いていく。かなり慣れている手つきで、これなら巻かれ甲斐があるというものだ。
シャリとのりがずれることなくきれいに巻かれた私を、彼は口へと持っていく。
「召し上がれ」と心の中でつぶやいた時、私はのりがかじられるバリッという音を聞いた。
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コンビニの棚の片隅に寝転んでいた。
おにぎり達はほとんど売り切れていて、一番近くのシーチキンマヨネーズおにぎりとも20cmほど離れた距離にいた。
夜中ということもあり、商品が補充されることもなく、私をライトアップする光の中でぼんやりしていた。
コンビニの入り口が開いてチャイムが鳴った。店員がいらっしゃいませとあいさつをする。
ふらりと入ってきたスーツ姿の男は、レジの前を通りまっすぐ歩いて近づいてきた。
そして、おにぎりコーナーにさしかかり、私の目の前で立ち止まった。
私はにわかに緊張する。今日はもう売れ残りで処分されるものだとあきらめていた。賞味期限も迫っているこの時間帯、まさかこの人は私のことを買ってくれるのであろうか・・・・・
しばらく眺めた後、男の人は手を動かした。私の胸に不安と期待がよぎる。私だろうか、いや、この手の角度からしてシーチキンマヨネーズかもしれないし焼き鮭おにぎりかもしれない。もしくは上の段のおかかまで手を伸ばすかもしれないぞ。
そして男の人の手はまっすぐに私をつかんだ。
私はその瞬間に歓喜の雄叫びをあげた。読者諸君は発声器官もない納豆巻きがどうやって声を出すかと問うかもしれない。その問いには「そんな細かいことを気にしてはいけない」という言葉を返してあげよう。
その後、私は無事レジに通され、レジ袋の中に入れられた。カップラーメンとお茶のペットボトルと一緒だ。男の人が袋を軽く揺らしながら歩くため、私は何度もペットボトルとぶつかって少し納豆がこぼれた。
こうして私はいま、男の人が泊まるクリオコートの客室にいる。机の上ではポットが湯を沸かし蒸気を噴き出している。それを下から見上げるような角度で私はテーブルの上に寝転がっている。
男の人はお茶をひとくち飲み、私に手を伸ばした。フィルムがはがされる。棒状のご飯をうまく転がしながら外側ののりを巻いていく。かなり慣れている手つきで、これなら巻かれ甲斐があるというものだ。
シャリとのりがずれることなくきれいに巻かれた私を、彼は口へと持っていく。
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