ホテルマンとして働く私たちの頭の中を、ちょっとだけお見せしちゃいます。
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新年 明けまして おめでとうございます。 お正月に因んで『おとそ』の話をしたいと思います。おとそは『お屠蘇』と書きます。
おとそとは八つの生薬をお酒につけたもので、もともとは伝染病を防ぐ薬ですが、その中の『大黄・烏頭』はとても強い薬の為、現在では、バッカツ(ユリ根の一種)、サンショウ、防風(ボウフウ)
桂心(シナモン)、オケラ、桔梗(ききょう)など身体を温めて
風邪にかからないような薬を使用しています。
なぜ古くからの風習としてお正月におとそを飲むかと言いますと、
一年の邪気齢を延ばすといわれて年始に飲まれており、
「屠蘇を入れた酒」が転じて正月に飲む酒=「おとそ」といわれるようになったそうです。
飲む順序は小さな子供から年長者で量は自由で家族の一人が飲めば
一家が無病無疫で一家全員飲めば、その家の一里四方が無病無疫という言い伝えがあります。
なぜ年齢の若い順に飲むかというと、年長の者が若さにあやかるという意味合いがあるというのが普通ですが、薬というものは王が服用する前に子供たちが先ず毒味をするものだという習慣からきているやや意地悪い説もあるそうです。
みなさんも『おとそ』を飲んで、健康な一年を過ごして下さい。
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