ホテルマンとして働く私たちの頭の中を、ちょっとだけお見せしちゃいます。
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家のリビングを模したセット内のソファに女が座り、客席側のカメラに向かって話しかける。
女「最近すっかり暖かくなってきましたね。まだ肌寒い日もありますが、もうすぐあの方がやってくる・・・」
♪ピンポーン（ドアチャイムの音）
女「あっ、噂をすればなんとやら、ちょうどお出でになったようですよ。
はいはーい」
女は入り口に駆けていってドアを開ける。すると、黒のレザー服を着て体中にチェーンを垂らした細身の男が入ってくる。
男「おう久しぶりだな」
女「アーッ、やっぱり！」
男「おう、HALだ。みんなもよろしくな」
（客席より）「キャーッ、HAL様ァーッ！」
HAL「ふふふふ、相変わらず元気なやつらだ。俺もこれで来た甲斐があったってもんだ」
女「HAL様、こちらにお座りになって。お飲み物は例のアレでよろしいかしら？」
HAL「（ソファに座りながら）おう、お前覚えてるのか？気の利く女だ」
女「もちろんですとも、すぐお入れしますわ」
女がキッチンに向かうと、HALは客席に笑いかける。客席より興奮した声が上がる。
女がお盆にグラスと紙パックを載せて戻ってくる。
女「HAL様、あまりお客様を興奮させてはだめですよ」
HAL「まあそう焼きもちを焼くなよ」
女「そんな、誰も焼きもちなんか焼いておりませんわ」
HAL「まあそうムキになるなよ。さっ、飲もうじゃねえか」
HALが紙パックを手に取り、グラスに注ぎ、女に渡す。
女「まあ、ありがとうございます！」
HAL「いいってことよ。（自分のグラスにも注ぎ）さあ、乾杯しようじゃねえか。かんぱ～い」
二人はグラスを合わせ飲み始める。女は一口つけてグラスを下ろし、HALがのどを鳴らしながら飲み干す様を見つめている。客席もその姿を固唾を呑んで見つめる。
HAL「ぷはぁ、いやあ、やっぱこの『ティータイム・さくらんぼ＆ピーチミックス』を飲まなきゃ春は始まらねえな」
女「よかったあ」
HAL「じゃあ、俺はもうおいとまするぜ」
女「ええ、もう行かれるのですか？」
客席からも悲鳴交じりの声が上がる。
HAL「ああ、これからちょっくら桜を咲かせに行くからよ」
女「HAL様の桜、楽しみにしてますっ！」
HAL「おう！みんなに桜前線をお届けするぜ！あばよ！」
HALは駆け足で部屋を出て行く。
（客席より）「HAL様ー！行かないでー！」「HALスマイルをもう一度！」
女「HAL様は行ってしまわれました。寂しいけれど、春の足音を響かせるのが彼の役目。桜を咲かせ、野の花を咲かせ、世界を春いっぱいに彩ってくれますわ。その活躍をみんなで見守りましょう。だって私たちは永遠のHALファンですもの。今週の『クリオの部屋』、ゲストはHAL様、お相手は私、栗尾琴でございました」
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女「最近すっかり暖かくなってきましたね。まだ肌寒い日もありますが、もうすぐあの方がやってくる・・・」
♪ピンポーン（ドアチャイムの音）
女「あっ、噂をすればなんとやら、ちょうどお出でになったようですよ。
はいはーい」
女は入り口に駆けていってドアを開ける。すると、黒のレザー服を着て体中にチェーンを垂らした細身の男が入ってくる。
男「おう久しぶりだな」
女「アーッ、やっぱり！」
男「おう、HALだ。みんなもよろしくな」
（客席より）「キャーッ、HAL様ァーッ！」
HAL「ふふふふ、相変わらず元気なやつらだ。俺もこれで来た甲斐があったってもんだ」
女「HAL様、こちらにお座りになって。お飲み物は例のアレでよろしいかしら？」
HAL「（ソファに座りながら）おう、お前覚えてるのか？気の利く女だ」
女「もちろんですとも、すぐお入れしますわ」
女がキッチンに向かうと、HALは客席に笑いかける。客席より興奮した声が上がる。
女がお盆にグラスと紙パックを載せて戻ってくる。
女「HAL様、あまりお客様を興奮させてはだめですよ」
HAL「まあそう焼きもちを焼くなよ」
女「そんな、誰も焼きもちなんか焼いておりませんわ」
HAL「まあそうムキになるなよ。さっ、飲もうじゃねえか」
HALが紙パックを手に取り、グラスに注ぎ、女に渡す。
女「まあ、ありがとうございます！」
HAL「いいってことよ。（自分のグラスにも注ぎ）さあ、乾杯しようじゃねえか。かんぱ～い」
二人はグラスを合わせ飲み始める。女は一口つけてグラスを下ろし、HALがのどを鳴らしながら飲み干す様を見つめている。客席もその姿を固唾を呑んで見つめる。
HAL「ぷはぁ、いやあ、やっぱこの『ティータイム・さくらんぼ＆ピーチミックス』を飲まなきゃ春は始まらねえな」
女「よかったあ」
HAL「じゃあ、俺はもうおいとまするぜ」
女「ええ、もう行かれるのですか？」
客席からも悲鳴交じりの声が上がる。
HAL「ああ、これからちょっくら桜を咲かせに行くからよ」
女「HAL様の桜、楽しみにしてますっ！」
HAL「おう！みんなに桜前線をお届けするぜ！あばよ！」
HALは駆け足で部屋を出て行く。
（客席より）「HAL様ー！行かないでー！」「HALスマイルをもう一度！」
女「HAL様は行ってしまわれました。寂しいけれど、春の足音を響かせるのが彼の役目。桜を咲かせ、野の花を咲かせ、世界を春いっぱいに彩ってくれますわ。その活躍をみんなで見守りましょう。だって私たちは永遠のHALファンですもの。今週の『クリオの部屋』、ゲストはHAL様、お相手は私、栗尾琴でございました」
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[0回]
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クリオコートのカウンターにやってきた。
「チェックインです」
「はい、ではこちらへどうぞ」
フロントマンに案内されて屋上へ出た。
そこにはヘリが待機していた。
「今からあなたにはチェックイントレーニングを行ってもらいます。
このヘリに乗ってトレーニング場であるアマゾンの奥地へ向かってもらいます。
よろしいですか？」
「アイアイサー！」
私は意気込んでヘリに乗り込んだ。
ヘリは飛び立ち、ホテルがどんどん小さくなっていく。
屈強な体の黒人の操縦士から袋を投げられた。
中には操縦士と同じ兵士服が入っていた。
これに着替えろということらしい。
狭い機内で着替えながら、気持ちも高ぶってきた。
さあ、どんなトレーニングが待ち受けているのか。
ヘリはいつの間にか海を越えていた。
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よろしいですか？」
「アイアイサー！」
私は意気込んでヘリに乗り込んだ。
ヘリは飛び立ち、ホテルがどんどん小さくなっていく。
屈強な体の黒人の操縦士から袋を投げられた。
中には操縦士と同じ兵士服が入っていた。
これに着替えろということらしい。
狭い機内で着替えながら、気持ちも高ぶってきた。
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[0回]
ニュースをお伝えします。
現在、博多駅筑紫口周辺において大変強力なウイルスが蔓延している模様です。
このウイルスに感染すると、クリオコートに電話して予約を入れチェックインしてしまうという症状を発症するとのことです。
このウイルスに対するワクチンも今のところ皆無とのことです。
ニュースをお伝えしました。
「はーい、ＯＫでーす」
ちょっと、クリオコートの電話番号、調べといてくれる？
「えっ、なんでですか？」
いいから調べときなさい。
「ま、まさか、滝唐さんも感染・・・・」
バカなこと言うんじゃないの！確かに今朝博多駅は通ってきたけど、別になんともないわ。
いいから早く調べときなさい。分かり次第教えてちょうだい。
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このウイルスに感染すると、クリオコートに電話して予約を入れチェックインしてしまうという症状を発症するとのことです。
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「はーい、ＯＫでーす」
ちょっと、クリオコートの電話番号、調べといてくれる？
「えっ、なんでですか？」
いいから調べときなさい。
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[0回]
いらっしゃいませ～。
今日はどういった感じでお探しですかぁ～？
うん、うん、ひとりだけど、ちょっと広めでゆっくりしたい感じ？
なるほど、う～ん、そうだな～、
だったらこれなんかどうだろう？
ツインルームなんだけど、シングルユースって感じでひとりでも使えるし、
広さも２５㎡で結構広い感じだし、
もちろんツインだからベッドもふたつ入ってて、
「今日はこっちのベッド、明日はこっちのベッド♪」って感じでチョー楽しいし！アハハハハ！！
・・・・ああ、ごめんごめん、ひとりで笑っちゃってた(*⌒∇⌒*)テヘ♪
う～ん、まだ気に入らない感じですかぁ～？
そうだな～、だったらこっちのダブルルームなんてどう？
広さ３２㎡、ベッド幅１６０㎝って結構いい感じですよ(o^∇^o)ﾉ
ただね～、数が少ないの。
だから予約早めにって感じになるんだけどぉ～。
うん、今日だったら全然大丈夫(≧ω≦)ｂ OK!!
うん、じゃあ決まったら呼んでくださ～い。
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うん、うん、ひとりだけど、ちょっと広めでゆっくりしたい感じ？
なるほど、う～ん、そうだな～、
だったらこれなんかどうだろう？
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広さも２５㎡で結構広い感じだし、
もちろんツインだからベッドもふたつ入ってて、
「今日はこっちのベッド、明日はこっちのベッド♪」って感じでチョー楽しいし！アハハハハ！！
・・・・ああ、ごめんごめん、ひとりで笑っちゃってた(*⌒∇⌒*)テヘ♪
う～ん、まだ気に入らない感じですかぁ～？
そうだな～、だったらこっちのダブルルームなんてどう？
広さ３２㎡、ベッド幅１６０㎝って結構いい感じですよ(o^∇^o)ﾉ
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[0回]
＞＞＞＞第3部のつづき
転位
もうすぐ春ですね。
納豆
納豆巻き好きなんですが、コンビニに行ってもそんなに買わないんです。
売れ残ってるヤツを見るたび、なんだか申し訳ない気持ちになるんです。
そんな私と納豆巻きについて書いた心温まるハートフルストーリーです。
花
エレベーターを３階で降りるとこの花があなたを出迎えます。
すました顔して飾ってありますが、結構恥ずかしがり屋さんなのです。
夢
一応噺家さんをイメージして書いたんですが、
こんなつまらない小噺をする噺家、売れないでしょうなあ。
うさんくさい顔してるそうなので、
「ウサン・クサイン・タンジェント」っていうトリオ漫才師に転職させようと思ってます。
これで全ての作品の振り返りが終わりました。
こんなに書いた、という気もしますし、
こんだけしか書いてない、という気もします。
これからも思いつきで作品を書いていき、
こういった回をまた設けたいと思います。
＞＞＞＞第1部へもどる
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転位
もうすぐ春ですね。
納豆
納豆巻き好きなんですが、コンビニに行ってもそんなに買わないんです。
売れ残ってるヤツを見るたび、なんだか申し訳ない気持ちになるんです。
そんな私と納豆巻きについて書いた心温まるハートフルストーリーです。
花
エレベーターを３階で降りるとこの花があなたを出迎えます。
すました顔して飾ってありますが、結構恥ずかしがり屋さんなのです。
夢
一応噺家さんをイメージして書いたんですが、
こんなつまらない小噺をする噺家、売れないでしょうなあ。
うさんくさい顔してるそうなので、
「ウサン・クサイン・タンジェント」っていうトリオ漫才師に転職させようと思ってます。
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こんなに書いた、という気もしますし、
こんだけしか書いてない、という気もします。
これからも思いつきで作品を書いていき、
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